【結論】出国前にメルカリで気候同行カード購入が時短かつ最善策
2024年7月から外国人観光客向けに販売開始されたソウル市内の地下鉄・バス乗り放題の気候同行カード(기후동행카드,ClimateCard,キフトンヘンカドゥ,クライメートカード)。
気候同行カードの名前の由来は、マイカー通勤から公共交通機関に切り替えてCO2削減を図るという意味が込められているとのこと。
人気すぎて2024年11月時点では、公式サイトに記載のある地下鉄駅窓口などの販売所にて売り切れが続出しています。
韓国ソウルは東京や大阪以上にキャッシュレス社会なので、気候同行カードとは別に買い物専用としてWOWPASS(T-money一体型)を渡航前に予約購入しました。
日本でいうSuicaPASMOにあたるWOWPASSは日本円でプリペイドチャージできて両替の手間がかからないので便利です。
広蔵市場(カンジャンシジャン)の屋台でも使えました。
WOWPASSを持っていればソウル市街地への移動可能な交通カード機能もかねており便利です。
\ 出国前に手に入れるのがベスト /
韓国ソウルで利用できる交通系カードは数多くあります。
【韓国ソウル旅行で7割お得に移動する裏ワザ】
— ごほうびチョイス (@gohoubi_choice) September 6, 2024
ソウルへの旅行を予定している方におすすめな1枚が気候同行カード(クライメートカード)です。
3日券を利用してみましたが、通常料金より7割安く明洞ミョンドン起点にソウル市内を移動できました🚉
① ソウル地域内の地下鉄
②… pic.twitter.com/HbMjQmLPJc
気候同行カードと同じTマネー社が発行しているT-moneyや、デザインを自由自在にカスタマイズできるNAMANEカードとの比較は以下記事にまとめています。
気候同行カードは仁川空港,金浦空港,ソウル駅では買えない
空港鉄道AREXの停車駅である仁川国際空港、金浦国際空港の顧客安全室(駅事務室)ではそもそも気候同行カードの取り扱いがありません。
AREX急行は気候同行カードの乗り放題対象路線ではないので、サービス棲み分けのため正直なところ販売する理由がないのかもしれません。
AREX鈍行は2024年9月より帰りルート(ソウル駅⇒金浦、仁川空港)までは乗り放題対象に変更となりましたが、行きルート(仁川空港⇒ソウル駅)は依然として乗り放題対象ではありません。
仁川広域市にある仁川空港まで全て乗り放題だったら、AREXの貴重なインバウンド収益源を放棄することになってしまいます。
AREXは別で京成スカイライナーとのセット割チケット(日本円換算で650円割引)を大々的にPRしています。
金浦空港はぎりぎりソウル市内にあり、AREXだけでなく乗り放題対象となる地下鉄9号線(金色)も通っているので理論上は売っていてもおかしくはないはずですが残念ながら無しでした。
AREX終着点のソウル駅から乗り換えできる地下鉄1号線,4号線の顧客安全室(駅窓口)では完売していました。
ソウル駅周辺のコンビニも売り切れでした。
満を持して始まったインバウンド施策だからかポスターは至るところに貼ってあるのですが、肝心のカード実物がない状況に立て続けに遭遇しました。
郊外の駅にはあるという口コミをよく見ますが、残念ながら玄関口となる主要駅・空港では買えませんでした。
気候同行カードにはAndroid12以降に対応した公式アプリがあります。
iOSにはまだ対応していませんでしたが、WOWPASSと違い乗り放題定額制なので残高確認などは必要ないのでアプリインストールは特に必須ではありませんでした。
30日券を購入してタルンイ(レンタル自転車)2時間券を取得したい場合はアプリから登録する必要があります。
AREXソウル駅改札前にある顧客安全室(駅事務室)を見ると、地下鉄1号線4号線の顧客安全室に行ってくださいと書かれていました。
羽田空港や成田空港では東京メトロと連携した乗車券セットが買えますが、ソウルではまだそこまで各社の足並みが揃っていないのかなという印象を受けました。
徐々にサービスが拡充されるものと思われます。
指示通りに、徒歩10分ほどかけて地下鉄1号線・4号線乗り場に向かうと肝心の顧客安全室が改札の中にあり入場料を払う必要があることをその時点で初めて知りました。
ですが、遠目に入り口ドアの張り紙をよく見るとそこにも売り切れてます(Climate Card SOLD OUT)と簡潔に書かれており旅の初っ端から途方に暮れかけて苦笑ものでした。
CU公式アプリで自力捜索より明洞近く観光情報センター訪問がベスト
巷でおすすめされている韓国大手コンビニのCU公式アプリを渡航前に準備しておこうと思い、VPNを使って地域を韓国ソウルに設定しても「お住まいの国ではご利用いただけません」とインストールできずかなり難易度高めでした。
韓国到着後にアクティベートされたesimでやっとのことでインストール後、アプリを起動してみても多言語設定には対応していないため解読できずほぼギブアップ状態となりました。
解決手段として一番手っ取り早いのはメルカリやヤフオクで買うのが最善策です。
\ 人数分まとめ買い /
現地で観光や出張に集中したい方は、多少送料などがかかっても出発前に手に入れておくことを強くおすすめします。
乗り放題のためにウロウロとカードを探して時間を無駄に費やすのは本末転倒です。
貴重な旅や出張業務の時間を割いてまですることではありません。
A’REXの終着駅であるソウル駅はかなり広いです。
最初は自力で歩き回って見つける予定でしたが全く土地勘がないため、今駅の東西南北どこを歩いているのかどこが南大門市場方面出口なのかさっぱりわからなくなりました。
ですがフリマアプリには抵抗がありソウル市内現地で直接買いたい方もいらっしゃることを想定して、これから韓国ソウルに渡航される方が困らないように気候同行カードを手に入れる方法についてまとめました。
常にカードの在庫が流動的なのでご自身で韓国語アプリを駆使してコンビニCUなどの販売店を調べるよりも、地下鉄で数駅のところにある観光情報センターに行って聞いた方が断然早かったです。
日本語が流暢なスタッフさんがいらっしゃいますので遠慮せず聞いてみましょう。
リアルタイムの正確な在庫情報を教えてもらえます。
ソウル駅を起点とした場合の候補を2箇所ご紹介します。
少し移動するだけでスムーズに買うことができます。
WOWPASSもAREX仁川空港駅の改札内やソウル駅直結のロッテマートなど混んでいるところではなく、観光情報センター近くのコンビニで待ち時間無しですぐ発券できました。
ソウル観光プラザ観光情報センター
ソウル駅から地下鉄1号線(青)に乗り2駅のJong-Gak鐘閣駅近くにあるソウル観光プラザ観光情報センター1階の窓口で案内員さんに販売店舗を教えてもらうことができます。
観光情報センター窓口自体では売り切れでした。
筆者の場合はソウル駅から南大門市場や明洞の散策を兼ねてまったり徒歩で出向きました。
明洞大聖堂もじっくりみることができました。
ただ、一般的には徒歩圏内とは言い難いので、無理せず地下鉄に乗って行くことをおすすめします。
窓口に出向くと見慣れたSOLDOUTの文字があって一瞬がっくりきましたが、案内員さんが最寄りの在庫がある販売店舗地図を印刷してくださり大変助かりました。
鐘閣駅近くにあるCUやGS25といった大手コンビニ各店舗で在庫は数枚ずつとかなり少なかったのですがなんとか手に入れることができました。
支払い方法は現金のみでクレジットカードは利用できません。
餅は餅屋で、観光情報センターで聞くのが一番早かったです。
とても気持ちのよい対応をしていただきました。
ソウル観光プラザ観光情報センター近く、徒歩3分ほどのCUで手に入れることができました。
ミョンドン明洞観光情報センター
ソウル駅から地下鉄1号線(青)で1駅のCity-Hall市庁駅で下車後、地下鉄2号線(緑)に乗り換えて1駅のEuljiro 1(il)-ga乙支路入口駅からすぐ近くにあるミョンドン明洞観光情報センターでも最寄りの販売店舗情報を聞くことができます。
ソウル駅から明洞くらいまでは徒歩で行けるという自信がある方は、ぶらり街歩きしてみるのも面白いかもしれません。
仁川空港から観光情報センター近くの明洞まで無料シャトルバスで移動する方法
極力時間も交通費を節約しつつ、ソウル現地で気候同行カードを手に入れたい方におすすめなのがオリーブヤングの無料シャトルバスを利用する方法です。
仁川国際空港からオリーブヤング明洞グローバルストアまで無料リムジンバスを運行しています。
無料リムジンバス停車スポットから明洞観光情報センターまでは徒歩数分の距離にあります。
ソウル観光プラザ観光情報センターはプラス徒歩10分ほど見ておくと到着します。
限定パックやオリヤン割引クーポンなど特典多数で、且つ明洞まで無料バスで移動できる至れり尽くせりなサービスなので、席に空きがあって且つ仁川空港への到着時刻とうまく合えば利用検討されるのもありかもしれません。
詳細は以下記事をご覧ください。
気候同行カードのチャージ方法
地下鉄駅の切符売り場にて気候同行カードのチャージができます。
機械にはClimateCardなどの記載はなく、T-moneyのロゴを目印にします。
最初の画面で言語選択ができます。
日本語に設定して交通カードのチャージをクリックします。
気候同行カードには7種類あります。
今回は3日券(10,000ウォン)を選択しました。
チャージは韓国ウォンのみとなります。
クレジットチャージなどはできません。
空港の両替所はレートがあまり良くないのでAREXでソウル駅に到着した方は南大門市場,明洞周辺のレートの良い両替所で両替することをおすすめします。
両替所に行く暇がない方はWOWPASS日本円チャージからの出金でも対応できます。
コネストの両替所情報はデイリーで更新されており、とても参考になります。
10,000ウォン入金して設定完了です。
気候同行カード販売店舗を調べる方法まとめ
韓国語に慣れ親しんでいる方であれば気候同行カード公式サイトやコンビニCUなどの公式アプリから検索できるかもしれませんが、実際のところ翻訳アプリを使ってもうまくヒットしませんでした。
また仮に販売店舗がわかったとしても実在庫がリアルタイムで反映されているとは限らず、出向いても売り切れで無駄足になるリスクもあります。
もう数ヶ月すればソウル駅でも購入することができるようになるかもしれませんが、2024年8月時点では観光情報センターまで出向いて最寄りの販売店舗を聞いてみるのが一番早いです。
あるいは韓国に頻繁に渡航している方であれば、元祖T-moneyカードの残高を使い東大門(トンデムン)や江南(カンナム)、弘大(ホンデ)など宿泊滞在先の最寄り駅まで行ってそこの顧客安全室(駅窓口)で購入するのが最も時短になります。
筆者としてはソウル地下鉄バス乗り放題は大変ありがたいのですが、肝心のカードをゲットするまでに予想以上に苦戦しました。
明洞から金浦国際空港までは少し遠回りにはなりますが、地下鉄2号線(緑)と9号線(金色)を使い乗り放題の範囲内で行くことができました。
2024年9月中旬から一部サービスが改定され、AREX鈍行のみソウル駅発〜金浦空港〜仁川空港(T1,T2)まで乗り放題対象となりました。
時間はかかりますが、のんびり電車旅で帰りの交通費を浮かすことができます。
ここで注意すべきはAREX鈍行乗り放題対象はソウルから仁川方面の片道のみという点です。
仁川空港発のソウル方面に向かうAREX鈍行は対象外なので要注意です。
ただ、帰りのみ仁川空港まで乗り放題対象になるのはとても助かりますね。
これからインバウンド観光客の定番カードとなっていくこと間違いなしです。
ぜひ本記事を活用してスムーズに気候同行カードをゲットしてください。